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遺書

僕の生きてた証をここに

なぜ亮介くんは死ねと叫ぶのか


夕方のピアノ PV 神聖かまってちゃん

神聖かまってちゃんの「夕方のピアノ」という曲です。この曲の中で「死ねよ佐藤」という言葉や「死ね!」という怨嗟の声が延々と繰り返されています。

神聖かまってちゃんの曲はほぼすべてギターボーカルの「の子」本名は大島亮介という人によって作られています。この曲は小中学校時代に「佐藤」という同級生にいじめられた過去を基にした曲らしいです。

どうして彼はこんなにも「佐藤」へ「死ね」と叫ぶのでしょうか。

きっと、彼はミュージシャンになんかなりたくなかったのではないかと思います。

31歳になってまで彼は「佐藤」のことを語ります。高校は幻覚と妄想が激しくてまともに通えず、退学したらしいです。本当は、普通の人生を、普通に生きたかったのかもしれません。でも、高校中退で父親のようなキャリアに進むことも出来ず、何をすれば生きていけるのかわからないまま、2ちゃんねるで「かまってちゃん」を繰り返し、人気稼ぎをし、曲を作り、ミュージシャンにならざるを得なかったのかもしれない、と思いました。

彼は結果的に成功しました。しかし、この曲がアップロードされた2008年ではまだ無名でした。

この曲には自分の人生を狂わせた「佐藤」への痛ましいまでの怨念であふれています。どうしてこんなことをしているのか。こんなに叩かれてまでなぜオワコンと呼ばれたバンド音楽なんかをやっているのか。全部あいつのせいだ。ふざけるな。人生返してくれ。そんなメッセージが聞こえる曲でした。

深刻ないじめはいじめられた人への回復不能なまでの心的ダメージを与えます。確かにいじめられる方にも「原因」はあるかもしれません。しかし、それは単純な因果関係であって、「いい」とか「悪い」などの是非の問題ではありません。たとえ「原因」があっても、いじめることを正当化出来ません。

社会的に成功した人にもいじめられた経験を持つ人はいます。しかし、いじめられた多くの人は何らかの「しこり」を残したまま大人になっていきます。

いじめはただ悲しいだけです。

繊細な感性を持ってください。

そうすれば、誰かをいじめている自分自身に気付けますから。